海底の岩陰で、じっとしているサメを発見したブリント。
「倒れている!」と慌てますが、げそ丸は落ち着いています。サメの正体は、昼間によく海底で休んでいる「ネムリブカ」でした。

ネムリブカってどんなサメ?
ネムリブカは、暖かいインド洋や太平洋のサンゴ礁に生息するサメです。
英語では「Whitetip reef shark」と呼ばれます。その名前のとおり、第1背びれと尾びれ上部の先が白いことが大きな特徴です。
体は灰色や灰褐色で、一般的なサメよりも鼻先が短く、丸みがあります。最大で約2メートルになりますが、通常見られる個体はそれより小さめです。
昼間は岩陰で休んでいる
ネムリブカは夜行性です。
昼間はサンゴ礁の洞窟や岩棚の下、砂地などで休み、夜になると泳ぎ回って獲物を探します。同じ洞窟やサンゴ礁へ繰り返し戻ることもあります。
海底で動かない姿は眠っているように見えますが、必ずしも人間と同じように眠っているとは限りません。そのため、記事では「昼寝」より「休んでいる」と表現する方が正確です。
泳がなくても呼吸できる!
「サメは泳ぎ続けないと呼吸できない」と聞いたことがあるかもしれません。
確かに、泳ぐことで口から水を取り込み、エラへ流して呼吸するサメもいます。しかし、すべてのサメが泳ぎ続ける必要があるわけではありません。
ネムリブカは口や喉の周辺を動かし、止まった状態でも水を口からエラへ送れます。
水の流れは次のようになります。
- 口から水を取り込む
- 口や喉を動かして水を送る
- 水がエラを通る
- エラ穴から水が外へ出る
この仕組みがあるため、ネムリブカは海底に横たわったまま呼吸できます。
夜になると狩りを開始
昼間はおとなしく休んでいるネムリブカですが、夜になると活動を始めます。
主な獲物は、サンゴ礁や海底に暮らす次のような生き物です。
- 魚
- タコ
- カニ
- イセエビなどの甲殻類
- その他の軟体動物
細長い体と短い鼻先を生かし、サンゴや岩の隙間へ逃げ込んだ獲物を探します。
人を襲う危険なサメなの?
ネムリブカは一般的におとなしく、人へ積極的に近づいて攻撃するサメではありません。
ただし、サメであることに変わりはありません。追いかけたり、触ろうとしたり、岩穴へ手を入れたりするのは危険です。海で見つけた場合は距離を取り、静かに観察しましょう。
まとめ
ネムリブカには、次のような特徴があります。
- 背びれと尾びれの先が白い
- サンゴ礁や岩陰で暮らす
- 昼間は海底で休むことが多い
- 泳がなくてもエラへ水を送って呼吸できる
- 夜になると魚やタコ、カニなどを探す
海底でじっとしていても、倒れているわけではありません。体を休めながら、夜の活動に備えているのです。
ブリントの一言
「昼はのんびり、夜はハンター!ギャップがすごいブリ〜!」


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