「貝が歩いてるブリ!?」
岩の上を動く貝殻を、よく見るとハサミと脚が出ています。正体はヤドカリ!今回は、海にすむ、巻き貝の殻を利用するヤドカリの仲間を紹介します。

貝殻は、自分で作ったものではない
ヤドカリは貝の仲間ではなく、甲殻類です。多くの海のヤドカリは、空いた巻き貝の殻に入り、やわらかい腹部を守っています。背負っている貝殻は、自分の体の一部ではないのです。
巻き貝に収まるように曲がったおなかや、殻を保持する小さな脚も、貝殻で暮らすために役立ちます。
食べ物は藻類や生き物の死がいなど
ヤドカリには、藻類や生き物の死がいなどを食べるものがいます。ハサミを使って食べ物を扱い、少しずつ口へ運びます。ただし、食べ物は種類によって異なるため、すべてのヤドカリが同じ食生活というわけではありません。
漫画の「海のおそうじ」は、生き物由来の残りものなどを食べることを表した言い方です。プラスチックなどのごみを食べて片づけてくれる、という意味ではありません。
成長すると、おうちも見直す
ヤドカリ自身は成長しますが、借りている空の貝殻は大きくなりません。そのため、体に合う貝殻へ移ることがあります。
とはいえ、何でも大きければよいわけではありません。種類によって好む殻もあり、貝殻は暮らしに欠かせない資源です。
③は、古い殻から体を出して新しい殻へ移る瞬間を描いています。普段は隠れている、やわらかいおなかにも注目してください。殻の外で暮らし続ける場面ではありません。
④では、ブリントが張り切って大きな貝殻を紹介。でも、げそ丸に「持ち歩くことも考えるゲソ〜!」とつっこまれてしまいました。
観察するときは、おうちごと大切に
海辺では、貝殻の口から出る目やハサミ、脚の動きをそっと見てみましょう。殻から無理に引き出したりせず、空の貝殻もできるだけその場に残したいですね。ヤドカリにとっては、次のおうち候補かもしれません。
※漫画の生物とキャラクターの大きさ、引っ越しの場面は模式的な表現です。
ブリントの一言
「いいおうちは、大きさだけじゃ決まらないブリ!自分にぴったりが一番ブリね!」


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