長いトゲにおおわれたオニヒトデ。いかにも手ごわそうですが、そんな相手を食べる生き物もいます。
今回、ブリントとげそ丸が出会うのは、大きな巻き貝「ホラガイ」です。

① オニヒトデにも天敵がいる?

トゲだらけ! 食べる相手なんているブリ?



オニヒトデにも、天敵がいるゲソ!
天敵(てんてき)とは、その生き物を食べるなどして、敵になる生き物のことです。
オニヒトデの鋭いトゲは、多くの相手から身を守る助けになります。でも、どんな相手にも通じるわけではありません。ホラガイは、大きく育ったオニヒトデを食べることが知られている捕食者(ほしょくしゃ)です。オーストラリア海洋科学研究所(AIMS)の解説
② 天敵の正体は、大きな巻き貝!



大きな巻き貝ブリ! この貝が食べるブリ?



ホラガイは、オニヒトデを食べるゲソ!
ホラガイは、サンゴ礁(しょう)などにすむ大型の巻き貝です。茶色と白っぽい模様のある、細長いらせん状の殻が目を引きます。
殻だけを見ると動かない置き物のようですが、中には生きた貝がいます。体のやわらかい部分を伸ばして移動し、食べ物を探します。
環境省の紹介記事にも、ホラガイに食べられているオニヒトデの写真が掲載されています。「トゲがあるから絶対に食べられない」というわけではないのですね。環境省・串本海中公園の紹介
③ においで気づいて逃げることも!



あっ! オニヒトデが逃げてるブリ!



ホラガイのにおいに反応して、逃げることもあるゲソ!
海の中では、水に溶けた成分も、生き物を知る手がかりになります。
研究では、ホラガイがいる水から伝わる化学的な手がかりに、オニヒトデが反応することが調べられています。漫画でいう「におい」は、このような水の中の手がかりを分かりやすく表したものです。AIMSの研究紹介
目で相手を見るだけでなく、水の中の情報を使って危険を察知する。海の生き物には、おもしろい能力がありますね。
ホラガイがいれば、サンゴは安心?
ホラガイがオニヒトデを食べるからといって、それだけで大量発生を防げるとは限りません。
オニヒトデの数には、幼生(ようせい)の生き残りや天敵との関係など、いくつもの要因が関わります。天敵は大切な存在ですが、「ホラガイを増やせばすべて解決」とは言い切れません。AIMSのオニヒトデ解説
また、オニヒトデも、もともと海にくらす生き物です。単純に悪者と考えるのではなく、生き物どうしのつながりに注目してみましょう。
見つけても、触らずに観察しよう
オニヒトデには、毒のある鋭いトゲがあります。天敵が食べられるからといって、人が触っても安全という意味ではありません。
自分でつかんだり、移動させたりせず、距離をとって観察しましょう。環境省の紹介
④ ブリント、用心棒をお願いする?



ホラガイさん、ボクの用心棒になってブリ!



食事に来ただけゲソ〜!
トゲだらけの相手にも天敵がいる。海の「食べる・食べられる」のつながりは、見た目だけでは分からないことがいっぱいです。


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