サメといえば、海を泳ぐ姿を思い浮かべますよね。
ところが、川の水でも過ごせるサメがいます。
そのひとつが、サメ吉のモデルになった「オオメジロザメ」です。ブリントとげそ丸と一緒に、体の秘密を見てみましょう!

① サメ吉は、海だけにすんでいる?

サメ吉は、海にすんでるブリ?



オレはオオメジロザメ! 川に入ることもあるサメ!



えーっ!? サメなのに、川にもいるゲソ?
オオメジロザメは、海水だけでなく淡水(たんすい)でも過ごせる大型のサメです。がっしりした体と、短く幅広い鼻先が特徴です。フロリダ自然史博物館の解説
② しょっぱくない水でも、大丈夫?



しょっぱくない水でも平気ブリ!?



淡水でも過ごせる、珍しいサメなんだサメ!!
海水には塩分がたくさん含まれています。一方、川などの淡水は、海水に比べて塩分がとても少ない水です。
多くのサメは海で暮らしますが、オオメジロザメは塩分の違う環境に対応でき、河口から川へ入ることがあります。フロリダ魚類野生生物保全委員会の解説
ただし、「どの川にもいる」という意味ではありません。暮らせる場所には、水温などの条件も関わります。
③ 秘密は、水分と塩分の調整!



体の中は、どうなってるブリ?



腎臓などが働いて、水分や塩分を調整するサメ!
体の中の水分や塩分は、多すぎても少なすぎても困ります。
オオメジロザメは、腎臓(じんぞう)などの働きによって、周りの水に合わせて体内のバランスを保ちます。こうした働きを、浸透圧調節(しんとうあつちょうせつ)といいます。
淡水では、体に入ってくる余分な水を出しながら、必要な塩分を失いすぎないことが大切です。オオメジロザメの腎臓で塩分を保つ仕組みは、研究でも調べられています。Journal of Experimental Biology掲載研究



ただ泳ぐだけじゃなく、体の中でも工夫しているゲソね!
四コマの水滴と塩の図は、この複雑な働きを分かりやすくまとめたものです。
④ 川なら逃げられると思ったのに!?



川へ逃げれば安心……じゃないブリ!?



川でも会えるサメ〜!



逃げ場所の相談だったゲソ!?
サメ吉の秘密を知って、逃げ場所を考え直すブリントでした。
なお、④の川の場面は「ブリントの想像」です。ブリやタコもオオメジロザメと同じように淡水で暮らせる、という意味ではありません。
野生のサメには、近づかないでね
漫画のサメ吉は親しみやすいキャラクターですが、野生のオオメジロザメは大型の捕食者(ほしょくしゃ)です。人への事故も知られているため、近づいたり、エサを与えたりしないようにしましょう。フロリダ魚類野生生物保全委員会の解説
海や川で遊ぶときは、現地の看板や監視員などの案内に従ってください。
まとめ
- オオメジロザメは、海水と淡水の両方で過ごせるサメ。
- 腎臓などが働き、水分と塩分のバランスを保つ。
- どの川にもいるわけではなく、野生の個体には近づかない。
海と川を行き来できる秘密は、体の中の調整力にあったのですね。


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