スケトウダラは、タラコや明太子の「卵の親」としても知られる魚です。でも、どんな海で暮らしているのでしょうか。
答えは、冷たい北の海。日本の近くからアラスカまで、広い北太平洋を泳いでいます。

スケトウダラがいるのは北太平洋
スケトウダラは、北太平洋に広く分布(ぶんぷ)しています。日本の周りでは、北海道の太平洋側、日本海北部、オホーツク海南部、根室海峡などで資源の調査・評価が行われています。
さらに北へ行くと、ベーリング海やアラスカ沖にも多く見られます。北太平洋の中でも、ベーリング海はスケトウダラが特に多い海域の一つです。水産研究・教育機構の資源評価対象魚種一覧 NOAA Fisheries: Alaska Pollock
どれくらい深いところにいるの?
スケトウダラは、海のまんなかの水中を群れで泳ぐことが多い魚です。
アラスカ周辺の調査では、大きな群れが見られる水深はおよそ100〜300mと説明されています。プールの深さとはまったくちがう、とても深い海ですね。
ただし、これは「いつでも必ずこの深さ」という意味ではありません。海域・季節・年齢でいる場所は変わり、もっと深い場所で見つかることもあります。NOAA Fisheries: 生息場所の説明
小さい魚と大きい魚で、いる場所がちがう
若いスケトウダラは、海の中層(ちゅうそう)で暮らすことが多いとされています。
一方、5歳以上の大きな魚は、海底近くで見られることが増えます。成長すると、同じ種類の魚でも、よく使う深さが少し変わるのです。

大きくなったら、海底の近くにも行くブリね!



でも、深さは一つに決まっているわけじゃないゲソ!
大きな群れをつくる魚
スケトウダラは、たくさん集まって群れをつくることがあります。群れで泳ぐ習性は、仲間と一緒に動いたり、外敵から身を守ったりするのに役立つと考えられます。
スケトウダラは、海鳥、ほかの魚、海獣(かいじゅう)などのえさにもなります。北の海では、多くの生き物をつなぐ大切な存在です。NOAA Fisheries: 生態の説明
北海道の海とのつながり
北海道周辺にもスケトウダラは分布しています。北海道の資料では、えりも岬以東の太平洋、オホーツク海、噴火湾、日本海、根室海峡が分布図に示されています。
身はすり身などに加工され、卵巣はタラコや明太子に利用されます。海の生態系で大切な魚が、私たちの食文化にもつながっているのですね。北海道「スケトウダラ」
まとめ
スケトウダラは、北太平洋の冷たい海に広く暮らす魚です。
- 日本の近くでは、北海道周辺やオホーツク海などにいる。
- 大きな群れは、水深およそ100〜300mで見られることがある。
- 若い魚は中層に多く、大きな魚は海底近くにもいる。
- 北の海の生態系と、タラコ・明太子などの食文化をつなぐ大切な魚。
今度タラコや明太子を見かけたら、その親であるスケトウダラが冷たい北の海を泳ぐ姿を思い出してみてください。



タラコや明太子の親が、北の深い海を群れで泳いでいるなんて、すごいブリ〜!


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