サメには骨がない!? 軟骨なのに、なぜ力強く泳げるの?

    海の中をスイスイ泳ぐサメ。「サメには骨がない」と聞くと、体がふにゃふにゃなのかと思ってしまいますよね。

    でも、サメにも体を支える骨格(こっかく)はあります。そのひみつは「軟骨(なんこつ)」です。

    目次

    サメの骨格は「軟骨」でできている

    サメ吉には、骨がないって本当ブリ!?

    硬い骨のかわりに、軟骨で体を支えているサメ!

    ブリなどの魚は、主に硬い骨で骨格ができています。一方、サメの骨格をつくっているのは軟骨。人間の耳や鼻にもある、しなやかな組織の仲間です。

    つまり「サメには骨がない」とは、ふつうの硬い骨でできた骨格をもたない、ということ。体の中に支えがないわけではありません。参考:NOAA

    背骨もちゃんとある!

    サメには軟骨でできた背骨があります。

    背骨をもつ動物を、脊椎動物(せきついどうぶつ)といいます。サメもこの仲間です。「軟骨だから背骨がない」というわけではありません。参考:フロリダ自然史博物館

    軟骨なのに、なぜ泳げるの?

    ブリント:「軟骨で、力強く泳げるブリ?」

    泳ぐ力を生み出す主役は、筋肉(きんにく)です。

    サメは筋肉を使って体と尾を左右に動かし、尾びれで水を後ろへ押して前に進みます。胸びれなどは、体の向きや姿勢を調整するのに役立ちます。

    骨格が体を支え、筋肉が動く力を生み出し、尾びれがその動きを水に伝える。この組み合わせで泳いでいるのです。参考:ハワイ州「サメの体のしくみ」

    軟骨でも、ふにゃふにゃではない

    サメの軟骨を、人間の耳のようなやわらかさだけで想像するのは少し違います。

    背骨や頭を支える軟骨は、カルシウムを含む成分がたまる「石灰化(せっかいか)」によって強化されています。軟骨でも、体をしっかり支えられるつくりになっているのです。参考:ハワイ州「骨格」

    じゃあ、サメ吉もふにゃふにゃ……ではないブリね!

    もちろんサメ! しっかり体を支えているサメ!

    軽い骨格も、海で暮らす工夫

    軟骨は硬い骨より軽く、体が水中で沈みにくくなる助けになります。また、油を多く含む肝臓(かんぞう)も浮力を補っています。

    軽い骨格や筋肉、ヒレなどが、それぞれの役割を果たしているのですね。参考:フロリダ自然史博物館「サメの体」

    まとめ

    サメには、軟骨でできた立派な骨格があります。

    • 軟骨の骨格が、体を支える。
    • 筋肉が、体や尾を動かす。
    • 尾びれが、水を押して前へ進む力を生む。

    「硬い骨がないから弱い」のではなく、軟骨の骨格を生かした体のしくみで、海を泳いでいるのです。

    軟骨でもふにゃふにゃ~じゃないブリ!
    サメのからだってすごいブリ!

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