銀色にキラキラ光る、細長い魚・太刀魚(タチウオ)。刀のような見た目から「太刀魚」と書きますが、実は体を立てるようにして泳ぐこともある、とてもユニークな魚です。
今回は、ブリント・げそ丸・太刀魚のタチオと一緒に、太刀魚の立ち泳ぎ、ギザギザの歯、夜のくらしを見ていきましょう。

太刀魚はどんな魚?
太刀魚は、薄く細長い体と、銀色に光る体表が目印の海水魚です。横から見ると、まるで細い刀が泳いでいるように見えます。
「太刀のような魚」だから太刀魚と呼ばれる説のほか、立ち泳ぎをする姿から「立ち魚」が名前の由来になったという説もあります。細長い体、長く続く背びれ、大きな口が、太刀魚らしい姿をつくっています。
なぜ立って泳ぐの?
太刀魚は、体を縦に近い向きにして、水中でじっとしているように見えることがあります。この姿勢は、エサを待ち伏せするときや、あまり活発に動かず待機するときに役立つと考えられています。
上のほうにいる小魚などをねらうとき、頭を上に向けておくと、獲物の動きを見つけやすいのかもしれません。ただし、太刀魚がいつも立って泳いでいるわけではありません。移動するときは、細長い体を使って泳ぎます。
太刀魚の立ち泳ぎは、体の薄さや、姿勢を保つためのひれ、感覚器などと関係していると研究されています。
口にはギザギザの歯
太刀魚の口には、鋭くギザギザした歯が並んでいます。小魚や甲殻類などを食べる肉食性の魚なので、獲物をしっかりくわえるための歯です。
見た目はちょっとこわそうですが、ギザギザの歯は夜の海でエサをつかまえるための大切な道具。四コマのげそ丸がびっくりしたのも納得ですね。
昼と夜でくらしが変わる
太刀魚は、昼と夜でいる深さを変える「日周鉛直移動」をすることが知られています。日中は深い場所にいることが多く、夜になると中層から浅い場所へ移動して、エサを探します。
夜の海でキラキラと銀色の体を光らせながら、小魚を探す太刀魚は、まさに夜のハンターです。月明かりの海に似合う、かっこいい魚ですね。
ブリントとげそ丸のひとこと
ブリント:立ち泳ぎでエサを待つなんて、忍者みたいでかっこいいブリ!
げそ丸:ギザギザの歯にはびっくりだけど、夜の海では頼もしいゲソ!
まとめ
- 太刀魚は、刀のように細長く銀色に光る魚
- 体を縦に近い向きにして、立ち泳ぎのような姿勢をとることがある
- 立ち泳ぎは、待機やエサの待ち伏せに役立つと考えられている
- 口には小魚などをとらえる鋭いギザギザの歯がある
- 昼は深い場所、夜は浅い場所へ移動してエサを探すことがある
太刀魚を見かけたら、細長い体だけでなく、どんな向きで泳いでいるかにも注目してみてください。海の中では、立っているように見える不思議な姿に出会えるかもしれません。


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