海底で、のんびり過ごしているように見えるナマコ。
ところが、よく見ると砂を口へ運んでいます。砂を食べて、おなかは大丈夫なのでしょうか?
今回は、マナマコなどの砂や泥を取り込むナマコを中心に、不思議な食事と海での役割を紹介します。

ナマコのごはんは、砂の中にある!
ナマコが食べているのは、砂そのものではありません。
目当ては、砂や泥にまじっている小さな藻類や、生き物の細かなかけらなどの「有機物」です。砂や泥ごと口に取り込み、その中から栄養を得ています。佐賀県「マナマコ」

砂そのものが、ごはんじゃないブリね!



砂の中に、食べ物がまじっているゲソ!
口の周りの触手で、食べ物を集める
砂を取り込むナマコは、口の周りにある触手を使って食事をします。
触手で海底の砂などを集め、口へ運ぶのです。ゆっくりした動きなので分かりにくいですが、じっとしているように見えても、食事の真っ最中かもしれません。東京動物園協会「うねうね動く掃除屋さん『オオイカリナマコ』」
ナマコを見かけたら、体の先端に注目してみると、いつもとは違った姿に気づけそうですね。
残った砂は、おしりから出てくる
取り込んだ砂や泥が消化管を通る間に、その中の有機物が消化され、栄養が吸収されます。
消化されない砂などは、フンとしておしりから外へ。細長くつながった形になることがあり、海底に落ちた「砂のうどん」のように見えることもあります。東京動物園協会「海底に落ちたうどん?ナマコの不思議」



うどんみたいな形ブリ!



それは、砂をふくんだフンだゲソ!
なぜ「海底のお掃除屋さん」なの?
砂の中の有機物を食べるナマコは、海底の環境を支える生き物です。
食事によって砂に含まれる有機物の一部を取り除くことから、「お掃除屋さん」と紹介されることもあります。海響館「ナマコのうんち」
ただし、砂を完全に洗浄したり、プラスチックなどのごみを何でも処理したりするわけではありません。
「お掃除屋さん」は、ナマコの食事が海底で果たしている役割を、分かりやすく表した呼び名です。
ゆっくりした食事にも、大切な役割がある
砂や泥を口へ運び、その中の有機物から栄養を取り込み、残った砂を排出する。
一見すると地味なナマコの食事ですが、海底の暮らしを知るうえで、とても面白い仕組みです。
なお、ナマコの食べ方は種類によって異なります。今回の四コマは、砂や泥を取り込んで食事をするナマコの生態を紹介しています。
ブリントのひとこと





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