大きな体と長い触腕を持つダイオウイカ。名前は知っていても、「どこの海にいるの?」「どのくらい深くにすんでいるの?」と聞かれると、ちょっと迷いますよね。
今回は、ブリントとげそ丸がダイオウイカのすみかを探検します!
まずは四コマをどうぞ!

① ダイオウイカは世界の海にいる!
ダイオウイカは、日本だけにすんでいるイカではありません。漂着した個体や、マッコウクジラの胃の中から見つかった記録などから、世界の温帯から亜寒帯の海に広く分布することが分かっています。
「幻の巨大イカ」と聞くと、どこか一つの特別な場所にいるように感じますが、そのすみかは世界に広がっているのです。出典:国立科学博物館「みんなが聞きたい ダイオウイカの話」
ブリント「世界のあちこちにいるなんて、びっくりブリ!」
※漫画の地図は分布のイメージです。正確な生息範囲の境界を示すものではありません。
② 小笠原近海では、水深650〜900mで確認
日本の小笠原近海で行われた調査では、ダイオウイカが日中、水深650〜900mほどの中層で餌をとっていることが確認されています。
ここでいう「中層」とは、海底そのものではなく、水の中の空間のこと。ダイオウイカは、ただ海底にじっと座っているわけではないのですね。出典:国立科学博物館「ダイオウイカ―深海のミステリー」
ただし、650〜900mは小笠原近海の調査に基づく数字です。「世界中のダイオウイカが、必ずこの深さだけにいる」という意味ではありません。ロンドン自然史博物館は、おおむね水深200〜1,000m、さらに深い場所にも生息する可能性があると紹介しています。出典:ロンドン自然史博物館
③ 暗い深海で、大きな目が活躍
ダイオウイカが暮らす深さには、昼間でも太陽の光がほとんど届きません。私たちが海辺で見る明るい海とは、ずいぶん違う世界です。出典:ダイオウイカの眼と視葉に関する研究
そんな暗い場所で周囲をとらえるのに役立つのが、大きな目。ダイオウイカの目は、大きなものでは直径約25cmにもなると紹介されています。ただし、目の大きさには個体差があります。出典:スミソニアン
げそ丸「大きな目にも、深海で暮らすための役割があるゲソ!」
④ 二人がミニサイズに!? ブリントの想像
深い海の話を聞いたブリントは、つい想像をふくらませます。
「水圧で、小さくなっちゃうブリ〜!」
頭の中では、自分もげそ丸も、きゅ〜っとミニサイズに!
「ボクまでミニサイズゲソ〜!?」
大きなダイオウイカのそばで、ますます小さくなってしまった二人。今回は、ブリントの心配が生んだ想像のオチでした。
※④は想像上のギャグです。水圧で魚やタコが、姿を保ったままミニチュアになるわけではありません。また、二人が深海で会話する場面も漫画上の演出で、ブリや浅い海のタコがそのままこの深さで暮らせるという説明ではありません。
まとめ
ダイオウイカは世界の温帯〜亜寒帯に広く分布し、日本の小笠原近海でも深海での暮らしが調べられています。小笠原で確認された水深650〜900mという数字は、その暮らしを知る手がかりの一つです。
海面からは見えない暗い海にも、大きな生き物の世界が広がっているのですね。
ブリントの一言
「海のひみつは、知れば知るほど深いブリ!でも、探検する前に心の準備が必要ブリ〜!」


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