海の中で見つけた、トゲだらけの生き物。
「これもヒトデなの?」と驚くブリントに、げそ丸が教えてくれました。
今回の主役は「オニヒトデ」。サンゴを食べる生態と、触れてはいけない毒トゲについて紹介します。

オニヒトデは、トゲだらけのヒトデの仲間
オニヒトデは、たくさんの腕と鋭いトゲが特徴のヒトデです。日本では本州中部より南の海に分布しています。
背面には長さ2〜3cmほどの毒のあるトゲがあり、刺されると激しい痛みや大きな腫れを引き起こします。見つけても触らず、離れて観察しましょう。
サンゴの「生きている部分」を食べる
サンゴは、石や植物のように見えますが、実は動物です。
オニヒトデはサンゴの硬い骨格をバリバリとかじるのではなく、表面の生きている組織を食べます。食べられた部分には白い骨格が残ります。
四コマの②で、ブリントが驚いているのもこのポイント。
「サンゴも動物なんだブリね!」
なお、食べられて白い骨格が見える状態は、高水温などによって起こる「サンゴの白化」とは別の現象です。白く見えるからといって、すべてがオニヒトデの食べた跡とは限りません。
増えすぎると、サンゴ礁に大きな影響
オニヒトデが大量発生すると、多くのサンゴが食べられ、サンゴ礁に大きな被害が出ることがあります。地域によっては、調査や専門的な駆除などの対策が行われています。
ただし、オニヒトデも、もともと海の生態系を構成する生き物の一つです。
サンゴを食べるという理由だけで「悪い生き物」と決めつけることはできません。数が少ない場合と大量発生した場合では、サンゴへの影響が異なります。大切なのは、生き物どうしの関係や数のバランスを見ることです。
見つけても、触らない・自分で駆除しない
トゲのある姿が気になっても、つついたり、持ち上げたりするのは危険です。
「サンゴを守らなきゃ」と思っても、自分で駆除しようとせず、現地の管理者やガイドに知らせましょう。安全な対応には、知識や適切な装備が必要です。
もし刺されたら、安全な場所へ移動し、速やかに医療機関へ相談してください。息苦しさや意識の異常がある場合は119番です。
ブリントの一言
「海の仲間でも、握手は遠慮するブリ〜!触らず観察して、サンゴとの関係も勉強するブリ!」
げそ丸「怖がるだけじゃなく、正しく知ることが大事ゲソ!」
オニヒトデの姿や暮らしも、海の多様さの一つ。安全な距離を保ちながら、生き物どうしのつながりに目を向けてみてください。


コメント