海で見かけると、まるで大きなおでこをもつ魚のように見えるコブダイ。名前に「タイ」と入っていますが、じつはベラの仲間です。大きく育ったオスの立派な頭のコブには、コブダイならではの秘密があります。

目次
コブダイはどんな魚?
コブダイは、温帯の沿岸にある岩場でくらす大型の魚です。日本では本州以南などで見られ、ベラの仲間としてはとても大きく、全長1mほどになることもあります。
口には丈夫な歯と強いあごがあり、ウニや貝、甲殻類などのかたい食べものをかみ砕いて食べます。顔つきはこわそうに見えても、岩場の食べものを上手に利用して暮らしている魚です。
頭のコブが大きいのはオス
コブダイの大きな特徴は、成長したオスの前頭部にできるコブです。オスになるとコブが発達し、下あごも張り出して、迫力のある顔になります。
コブは「ためた栄養を使う袋」ではなく、脂肪組織が発達したものと説明されています。大きなコブは、オスらしい見た目の目印の一つなのです。
メスからオスへ性転換する
コブダイは、生まれてからずっと同じ性別ではありません。まずメスとして成長し、そのあとオスになることがある**雌性先熟(しせいせんじゅく)**という性質をもっています。
魚の世界には、成長や群れの状態に合わせて性別が変わる種類がいます。コブダイの「メスからオスへ」という変化も、そのくらし方の一つです。性転換したあと、オスでは頭のコブや下あごが目立つようになります。
「タイ」だけど、タイの仲間ではない
コブダイは名前に「タイ」とついていますが、マダイなどのタイ科ではなく、ベラ科の魚です。「コブのあるタイのような魚」という見た目から、この名前が広まったと考えると覚えやすいでしょう。
寒い季節においしくなることから、「カンダイ(寒鯛)」と呼ばれることもあります。
まとめ
- コブダイは岩場にすむ、大きなベラの仲間
- 大きな頭のコブは、主に成長したオスに見られる
- メスからオスへ性転換する魚
- 名前に「タイ」とあるが、タイ科ではない

青いコブをつけても、ボクはコブダイじゃなくてブリの仲間ブリ〜!


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