「ウナギは川にいる魚だから、川で生まれるんじゃないの?」
ブリントと同じように、そう思っている人もいるかもしれません。
ところが、日本でおなじみのニホンウナギが生まれるのは、遠く離れた海。小さな体で海を渡り、成長すると産卵のために再び遠い海へ向かいます。
今回は、ニホンウナギの不思議な一生を紹介します!

ウナギが生まれるのは、マリアナ諸島の西の海
ニホンウナギの産卵場所は、日本から遠く離れたマリアナ諸島の西側の海域です。
川の石の下や、池の底で卵を産むわけではありません。身近な魚に見えて、その一生は広い海とつながっているのです。環境省「ニホンウナギの生息地保全の考え方」
ブリント「生まれた場所から、もう大冒険ブリ!」
げそ丸「川だけじゃなく、海も大切なふるさとゲソ!」
赤ちゃんは、透明な葉っぱみたい!
ニホンウナギの幼生は、**「レプトセファルス」**と呼ばれます。
大人の細長い姿とは違い、透明で平たい、柳の葉のような形をしています。
幼生は北赤道海流や黒潮などに運ばれ、東アジアの沿岸へ近づきます。その途中で、細長く透明な「シラスウナギ」へと姿を変えていきます。水産研究・教育機構「ニホンウナギ」
小さなウナギにとって、海流は旅を支える大きな流れなのですね。
川に入らず、海で育つウナギもいる
沿岸へやってきたウナギは、川や河口、海岸近くなどで成長します。
ここで意外なのが、すべてのニホンウナギが川へ入るわけではないということ。淡水と海水が混じる場所や、海で成長する個体もいます。
「川の魚」というイメージだけでは収まらない、幅広い環境を利用する魚なのです。中央大学・海部研究室「ニホンウナギとは」
ブリント「育つ場所にも、いろいろあるブリね!」
大人になると、産卵のために海へ
成長したニホンウナギは、繁殖の時期になると産卵海域へ向かう長い旅に出ます。
川で育った個体なら、まず川を下って海へ。その先には、マリアナ諸島の西の海へ向かう旅が待っています。
ただし、実際にどこを通り、どのように目的地へたどり着くのかには、まだ研究が続いている部分があります。四コマの地図の矢印も、正確な航路ではなく、おおまかな移動のイメージです。水産研究・教育機構「ニホンウナギ大回遊の謎の解明に向けて大きく前進」
ウナギの一生は、川と海をつなぐ旅
遠い海で生まれ、海流に運ばれ、川や沿岸で育ち、産卵のために再び遠い海へ。
ニホンウナギの一生を知ると、川と海が別々の世界ではなく、つながった環境であることが分かります。
身近なウナギにも、まだまだ知られていない海の物語が詰まっているのですね。
ブリントのひとこと
「ボクも旅に出たいブリ!……おやつは何日分、用意すればいいブリ?」
げそ丸「まず距離を聞くゲソ〜!」


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