海底で見つけた、ゴツゴツした岩。
「ここでひと休み」と近づいたら、実は魚だった……!?
今回の主役は、岩そっくりの姿をした「オニダルマオコゼ」です。見事な隠れ上手ですが、背びれには危険な毒のトゲがあります。
ブリントとげそ丸と一緒に、特徴と注意点を見てみましょう。

岩にそっくり!オニダルマオコゼってどんな魚?
オニダルマオコゼは、日本では奄美大島以南の浅いサンゴ礁域などで見られる魚です。
ゴツゴツした体と褐色の模様が周囲の岩に溶け込み、海底でじっとしていると見分けにくくなります。こうした、周囲のものに似て目立たなくなる姿は「擬態(ぎたい)」と呼ばれます。
四コマのブリントも、すっかり岩だと思い込んでしまいました。
ブリント「ちょうどいい岩!ひと休みするブリ!」
げそ丸「待つゲソ!それ、魚だゲソ!」
実際には砂にもぐっていることもあり、浅瀬で気づかず踏んでしまう危険があります。「浅い場所だから安心」とは限らないのですね。
背びれのトゲには強い毒
特に注意したいのが、背びれにある毒のトゲです。
踏んだり、触ってトゲが刺さったりすると危険です。オニダルマオコゼによる死亡例も報告されているため、見つけても触ってはいけません。
四コマの③では、注意する場所がわかるように背びれを拡大しています。ただし、実物のトゲがいつも図のようにはっきり見えるわけではありません。
「トゲが見えないから大丈夫」と判断しないことが大切です。
見つけたら、離れて観察しよう
海の生き物を楽しむときは、むやみに触らず、距離を保って観察しましょう。
- 岩に見えるものを、つついたり持ち上げたりしない。
- 見えにくい海底へ不用意に手をつかない。
- 生き物を動かして写真を撮ろうとしない。
- 現地の注意看板や、監視員・ガイドの案内に従う。
オニダルマオコゼを怖がるだけでなく、「そこに暮らす生き物へ不用意に触れない」と考えることが、安全な観察につながります。
もし刺されてしまったら
安全に海から上がり、周囲の人や監視員に助けを求め、すぐに医療機関へ連絡・受診してください。 息苦しさや意識の異常がある場合は119番です。
沖縄県警察は応急処置として40〜45℃程度のお湯を案内していますが、やけどには注意が必要です。熱さを無理に我慢せず、応急処置のために受診を遅らせないでください。傷を掘ってトゲを抜こうとせず、医療者の指示を受けましょう。
原因を確認するために、魚を捕まえる必要もありません。
ブリントの一言
「ひと休みするつもりが、心臓フル回転ブリ〜!これからは、岩に見えても勝手に触らないブリ!」
げそ丸「海のふしぎは、離れて楽しむゲソ!」


コメント