岩穴からのぞく大きな口とギザギザの歯。見た目の迫力から「海のギャング」と呼ばれることもあるウツボですが、じつはいつも相手を追い回す魚ではありません。
今回の4コマでは、ブリントとげそ丸が、岩穴にかくれて小魚を待ち伏せするウツボに出会います。こわそうに見えても、海でのつき合い方を知れば安心。ウツボのくらしをのぞいてみましょう!

ウツボはどんな魚?
ウツボは、細長い体で岩場やサンゴ礁のすき間にくらす、ウナギの仲間です。体の地色は黄褐色で、濃い茶色のまだら模様があるのが特徴。大きく裂けた口に鋭い歯が並ぶ姿は、まさに海のギャングのようです。
でも、見た目ほどむやみに攻撃的な魚ではありません。ふだんは岩かげや穴の奥をすみかにして、体をかくしていることが多い魚です。
ブリントメモ:ウツボは、こわい顔でも岩穴が大好き。顔だけ出していることもあるブリ!
岩穴から待ち伏せ!
ウツボは、小魚やエビ・カニなどの甲殻類、タコなどを食べる肉食魚です。泳いで追いかけるよりも、岩穴に身をひそめて、近くを通る獲物を待つのが得意。4コマの②は、まさにこの「待ち伏せ」の場面です。
昼間は穴や岩の割れ目でじっとしていることが多く、夜になると巣穴から出て海底近くを動きながら餌を探すこともあります。ずっと動かずにチャンスを待つ姿は、岩場のハンターですね。
ギザギザの歯に注意
ウツボの歯は、獲物をしっかりつかむために鋭く、口の奥に向かって並んでいます。あごの力も強いため、もし噛まれると深いけがになるおそれがあります。
ただし、ウツボが人を積極的に追いかけてくることはほとんどありません。岩穴に手を入れたり、近づきすぎたり、逃げ場のない状態に追い込んだりすると、防御のために噛みつくことがあります。
海で出会ったときの約束
海や磯でウツボを見つけたら、ブリントたちのようにあわてず、少し離れて観察しましょう。
- 岩穴や岩のすき間に手・足を入れない
- 近づきすぎず、追いかけない
- 釣りで見つけても、口や歯に手を近づけない
- 噛まれたときは傷口を清潔にして、早めに医療機関を受診する
ウツボのいる場所は、たくさんの生き物がくらす岩場でもあります。相手のすみかをじゃましないことが、海の生き物と安全に出会ういちばんのコツです。
まとめ
ウツボのひみつ
- 岩穴や岩かげにかくれてくらす肉食魚
- 小魚や甲殻類などを待ち伏せして食べる
- 鋭い歯と強いあごを持つので、手を近づけない
- こわそうに見えても、距離を守れば観察できる
岩穴からじっと外を見ているウツボは、海のギャングというよりも、すみかを大切にする待ち伏せ名人。見つけたらそっと距離をとって、そのユニークな顔とくらしを観察してみてくださいね。


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